Creators’ Clubは「アートは誰のものでもある」という共通の信念から生まれました。
Owlpaca StudioのアルトリアがJinny Sour展でロレンツォと出会った時、二人は創造性を遊び心にあふれ、オープンで、ルールに縛られないものにするという共通のビジョンを見出しました。
2024年10月の発足以来、クラブではJinnyの展覧会にインスパイアされた月例ワークショップを開催。アート愛好家や好奇心旺盛な人々が集い、成果を求めずストレスフリーでただ「作る喜び」のために創作する場を提供しています。
本展では、一年をかけたワークショップシリーズから生まれた作品を紹介します。どれも数時間で、身近な素材と想像力だけで制作されたもの。創造性に障壁はないという事実を思い出させてくれます——遊び方を知っているなら、あなたはすでに創造する方法を知っているのです。
クラブに参加して、あなたの中のアーティストを発見しよう。
1 コラージュ
- メディア:紙のコラージュ
- 材料:古雑誌、はさみ、のり
- テーマ:さまざま
アーティスト・小松 良明さんが、壊れたウルトラマンのおもちゃで作った盆栽をJinnyで展示した際、そのパーツを組み合わせて立体的なフォルムを作り出すという彼の革新的なアプローチに衝撃を受けました。これが、最初のワークショップのテーマを「コラージュ」に選んだきっかけです。
「色」と「形容詞」という2つのテーマを用意しました。参加者はこれらのテーマに基づいてコラージュを制作し、それぞれの創造性を独自の方法で表現しました。

2 Tangible Memories(形のある記憶)
- メディア:ミクストメディア
- 材料:プリント写真、アクリル絵具
- テーマ:さまざま
写真とは何でしょう? 一瞬、記憶、まだ語られていない物語……。このワークショップは、Jinnyで開催された共同写真展「PUNCTUM」と並行して行われ、写真と絵筆を組み合わせた表現に挑戦しました。
参加者はプリント写真に色や線、思いを重ね、写真に込められた感情を再び浮かび上がらせました。デジタル写真は便利ですが、紙の写真に描き込むことで、撮影した瞬間の記憶が手触りを伴ってよみがえりました。

3 フィギュアドローイング
- メディア:各種画材による紙上描画
- 材料:スケッチブック、木炭、鉛筆、クレヨン、モデル
- テーマ:人物クロッキー
Creators’ Clubのホストの一つであるOwlpaca Studioは、2023年から上海で初心者向けの気軽なクロッキー会を開催してきました。「pose, draw, play」という精神をそのまま東京にも持ち込み、今では数百名のメンバーが自由に絵を描く場を育てています。
バインドを開いてページをめくると、同じモデルを描いてもこんなに表現が違うのか、と楽しめます。

4 ボトル・スカルプチャー
- メディア:ミクストメディア
- 材料:空きボトル、卵パック、紙粘土、挽いたコーヒー、コーヒーカプセル、アクリル絵具
- テーマ:さまざま
伊佐治雄悟さんの「もののいのち」展に着想を得たワークショップです。彼は使い終わったプラスチック容器を膨らむような彫刻へと生まれ変わらせます。
私たちは空き容器や卵パックなど身近な“ごみ”を土台にし、紙粘土で形を作り、挽いたコーヒーで質感を、アクリル絵具で色を加えて、日用品に再び命を吹き込みました。

5 フロッタージュ - 町のマッピング
- メディア:和紙に墨のスタンプ
- 材料:和紙、墨、ポフスタンプ(割り箸・綿・布で自作可)
- テーマ:街
Jinnyで開催された「Big City Bathing(森林浴)」展に合わせて行ったワークショップです。和紙を街の凸凹に当て、墨をこすって形を写し取る“フロッタージュ”で、街中のテクスチャーを集めました。
樹皮、金網、石壁、歩道、そしてなんと赤ちゃんの足形まで(お父さんのアイデア👶)。集めた模様を組み合わせ、参加者それぞれの“街の地図”ができあがりました。
6 タイル・ペインティング
- メディア:タイルへのペイント
- 材料:釉薬タイル、陶芸用絵具
- テーマ:ストーリーの共同創作
Jinnyと小杉湯が銭湯をテーマにした展覧会「湯遊び」を開催した際、私は初めて原宿の小杉湯を訪れました。湯船に浸かりながらテーマを考えていると、銭湯という場所の不思議さに気づきました。裸の他人同士が静かに空間を共有し、言葉もなく互いの存在を受け入れているのです。
その“静かなつながり”をタイルでも表現できないかと考えました。そこで、タイルを一枚ずつ独立して描くのではなく、前の人の作品を受けて描き継ぐ方式にしました。ここに展示されている壁画は、参加者みんなでつくり上げた共同作品です。
7 ミニZINE
- メディア:紙の小冊子
- 材料:色紙、ダンボール、クレヨン、色鉛筆、はさみ、のり
- テーマ:夢の近所
Jinnyで展示したKittyzillaさんの、猫をモチーフに神宮二丁目の商店街や物語を描いた作品に魅了され、今回のZINEワークショップでコラボすることになりました。
このジグザグZINEは、スペイン旅行中に「ポケットに入るスケッチブックが欲しい」と思ったことから生まれました。厚紙と紙の帯で10分ほどで作れます。「夢の近所」をテーマに、参加者は好きな場所を描き込み、それを折りたたんで小さな宝箱のようなZINEに仕上げました。
8 サンドZINE
- メディア:紙の小冊子
- 材料:色紙、段ボール、クレヨン、色鉛筆、はさみ、のり
- テーマ:さまざま
ZINEは、誰でも自由に作れる小さなハンドメイドの冊子です。紙やペンなど身近な材料だけで作れ、主流メディアに載らない声やアイデアをのびのび表現できる場でもあります。
2回目のZINEワークショップでは、「サンドZINE」を制作しました。紙を重ねて“パン・チーズ・具材”に見立てるサンドイッチ形式の冊子です。参加者は抽象・具体いずれかのテーマを引き、その内容に合わせて自分だけの“サンド”を作りました。どれも個性的で、物語と構成が生き生きとした作品になりました。
どのZINEがどんなテーマだと思いますか?
OWLPACA について
Owlpaca Studio は、クリエイティブなイベント運営者であり、アーティストとアート愛好家のコミュニティとして、ワークショップで指導や実践的なサポートを提供します。